THE COFFEESHOP ROAST WORKS

2019年02月03日 THE COFFEESHOP ROAST WORKS

「スペシャルティコーヒーをブレンドし、究極の味わいをつくりだす」

この記事の目次
  1. ブレンドへのこだわりと品質を保つためのカッピング
  2. 「人生を捧げてもいい」と思わせたコーヒーの魅力と奥深さ
  3. ブームではなく、カルチャーに
  4. WEBを活かしたミッションのための取り組み
  5. 「No Sugar , But Sweet」な究極の味わい

駒場東大前駅、代々木上原駅のどちらからも徒歩約10〜15分ほどで訪れることのできる「THE COFFEESHOP ROAST WORKS」。
落ち着いた住宅街の中で営まれているコーヒー専門店です。店内に入ると様々なコーヒー器具や立派な焙煎機、スタイリッシュで開放的な内装、コーヒーと一体になったような空間が広がっています。まるでコーヒー専門のテーマパークに入り込んだような…そんなわくわくする気持ちを感じられるかも。
そんな素敵なお店である「THE COFFEESHOP ROAST WORKS」店長の萩原さんにコーヒーへの想いやこだわりをお伺いしました。

ブレンドへのこだわりと品質を保つためのカッピング

2011年に代官山に店を構えた「THE COFFEESHOP」、それに続くように2013年に「ROAST WORKS」がオープンしました。
「代官山の店舗がオープンした当初は色々なロースタリーから豆を選び、セレクトショップのような形で営業していたので自家焙煎はやっていなかったんです。色々な方やお店との繋がりによりスペシャルティコーヒーの良さに触れたことがきっかけで、ROAST WORKSはオープンしました。」
広々とした開放的な店内。豆の匂いを感じる店内で、なんと贅沢にも目の前でお話を伺いながらカッピングをしていただきました。

「ブレンドは実際にカッピングをしながら行うので、まずは一度全て種類の違うコーヒーを作ります。
各々の種類を分量を少しずつ変えながら混ぜていきます。それぞれを飲み比べて、豆のポテンシャルやプロファイルを客観的に評価するための技法をカッピングというんです。一つ一つの豆の個性をつかんだ上でブレンドを作り上げていきます。」

まず最初にブレンドの方向性を決めます、コンセプトがとても大事!このコンセプトが根っこにないとどこを目指しているのか分からなくなってしまいます。」
コンセプトは「抽象的」なものから決めていきます。例えば「新春ミックス」というブレンドは、新春はお祝い事であるという発想から香りは華やか、酸味は明るいもの、お祝いだからいい豆も贅沢に使おう、という風に作り上げていくのだそう。

作業自体はシンプルながらも非常に精密。
「今の味をよりコンセプトに近づけていくために調整していきます。明るめの豆を少し増やして味を変化させてみたり、豆は変えずに比率だけ調整したり、といった地道な作業を行います。」
さて、冒頭でも話に挙がりましたが「あえてシングル用の豆をブレンド」して提供されている「THE COFFEESHOP ROAST WORKS」、そのきっかけはなんだったのでしょうか。
「理由は色々あるんですけど、一番はその方がおいしいから。個性が突出している豆同士をブレンドすることでバランスが取れて、飲み飽きないコーヒーを作れるんです。こだわりたい点を表現しやすいんですよね。」

「単体で派手さはない豆でも、ブレンドすることで総合的に美味しくなり更には価格を抑えられる。毎日飲めるというポイントを大切にしたいので、その点を考えると安価にできたらそれを実現できるじゃないですか。ブレンドはお店の顔であり、ブレンドが美味しいお店はいいお店だと思ってます。」
美味しさとともに、お客様の価値観や日常へ寄り添えるようにと様々な観点への心遣いを感じます。

ー「人生を捧げてもいい」とそう思わせたコーヒーの魅力と奥深さ

萩原さんが「コーヒーに出会ったきっかけ」を尋ねてみました。中学生の頃からコーヒーが好きだった萩原さん、当時やりたかったことは「調理」だったのだそう。
「大学生の時にレストランの厨房で働いていて、飲食っていいなと思っていました。そんな中でカフェチェーンに受かり、四年半ほど正社員として働きました。時代の流れがサードウェーブコーヒーになったこともあり、新規事業の立ち上げに携わった際にハンドドリップをやりたい!と思ったんです。ですがチェーン店でやるのは難しい…より詳しくコーヒーの勉強をしたいと思い始めていたので、当時の会社を辞めて現在の会社に勤めることになったんです。」
新規事業立ち上げの際に勉強していく中でさらにコーヒーが好きになり、面白さと深さにはまったのだそう。

「スペシャルティコーヒーの魅力を知り、これに人生を捧げてもいいのかなと思ったんです」とコーヒーの魅力と奥深さの虜になったという萩原さんはこのように話してくださいました。
コーヒーのどんなところに魅力を感じたんですか?との問いにはシンプルに「美味しかったからですかね」と萩原さん。
「コーヒーは苦くて濃いのが当たり前だと思っていたけれど、フルーティーで飲みやすいものもあり、生産者の顔が見える、そして社会貢献としても意義のあるものである、そんな過程を経てより面白いなと思ったんです。昔から一つのことに熱中するタイプで、だからこそこの深さにはまりました。終わりがないんですよね。」
そう話す萩原さんの表情は明るく、コーヒーへの熱意を感じました。

萩原さんの思うおいしいコーヒーのこだわりとはどのようなポイントなのでしょうか。
「ポイント…難しいけれど、バランスだと思います。
一つの要素が突出してるコーヒーって美味しいものもあるけれど、飽きてしまう。コーヒーは毎日飲むものだと思っているし、毎日飲んでもらいたいんです。それを徹底していくと、バランスが取れていて飲み飽きずに毎日飲もうと思える、それがおいしいコーヒの条件なんじゃないかなと思います。」
日常にそっと添えられるような、そんなコーヒーであってほしいという気持ちが「毎日飲んでほしい」と話す言葉に込められているよう。
「毎日飲むっていうのは自分の中で大きなキーワード。毎日飲んでもらえるコーヒーを作りたいと思っています。」

奥が深いコーヒーの世界。コーヒーにこだわりがある人だけでなく、これからコーヒーに関わっていきたい人はどのように好みのコーヒーを見つけたらいいのでしょうか、と尋ねてみました。
「プロに聞くのが一番!ですね。(笑)
初めの頃って味や豆の種類ってよくわからないじゃないですか、でもコーヒー専門店ってちょっと突き放した感じがあるなと感じていて…それが嫌で。会話をしながら一緒に選ぶスタンスを大事にしたいんです。初心者の方からコーヒーが好きな方まで、色んな思いを持っている方にぜひ来てほしい!」
店頭で相談しづらい、敷居が高いかな、そんな思いを持っている初心者の方もフォローしたいというコーヒーに触れる人への優しさと暖かな想いを感じます。

ブームではなく、カルチャーに

スペシャルティコーヒーを多くの人に知ってもらうためにアクションを起こしている萩原さん。店頭でお客様と話している中で、スペシャルティコーヒーに興味を持つ「入り口」とは何が多いのか聞いてみました。
「良くも悪くも今ブームなんですよね。若くてかっこいい人たちがコーヒーショップをやってくれているおかげでネットで取り挙げられている。これらをブームで終わらせるのではなく、文化や習慣として根付かせなければいけないというフェーズに入っています。ブームではなくて、カルチャーにしていかなければいけない。」

WEBを活かしたミッションのための取り組み

主力であるオンラインでの販売やクラウドファンディングなど、新しい手法を取り入れて来た「THE COFFEESHOP」。取り組みの根底にあるのは「スペシャルティコーヒーを広めたい」という想い。
「今現在コーヒー専門店というのは主要エリアにしかなくて…オンラインで販売をしていると地方からの注文が多いんです、近くに専門店が少ないんでしょう。そういう人たちに届けるために、ウェブは大切だなと思っています。」

萩原さんの運営するマガジンは情報量が豊富。まさにコーヒーのスペシャルマガジンと言えるこの媒体は萩原さん自身やライターの方々と作り上げています。日本に広めたい、スペシャルティコーヒーを飲む人が増えてほしいというミッションの元、様々な取り組みをされている熱量は計り知れません。
「オンライン販売やマガジンを楽しんでくれる人が増えてほしいという思いで尽力しているので、ぜひ興味を持ってくれたらいいなと思っています。」と萩原さん。
販売しているドリップバッグは機械作業ではなく、一つずつ手詰めしているのだそう。人の手で包まれたコーヒーを届ける、そんな温かみのある一面も持つ「ROAST WORKS」のホームページをぜひ覗いてみてくださいね。

「No Sugar , But Sweet」の究極の味わい

最後に萩原さんの想う「究極の味わい」について尋ねてみました。
「味わいというと色々な要素がありますが、自店で使用しているプロバット社の焙煎機は風味・甘みを閉じ込めることが得意という特徴があるんです。」

メニュー表には「No Sugar , But Sweet」と綴られています。
「実はお店には砂糖とミルクを置いていません。スペシャルティコーヒーって、砂糖を入れなくても甘くて美味しいものなんだよと知ってもらいたくて。ブレンド、シングル問わず、極上のスペシャルティコーヒーが持つ甘さに注目してほしいなと思っています。」

「コーヒーに人生を捧げてもいいのかなと思ったんです」、そう話してくれた萩原さんの心がくっきりと反映されている店内にはコーヒーや生産者、飲み手への想いがたくさん詰まっています。生活の一部として毎日触れたくなるような、そんな空間「THE COFFEESHOP ROAST WORKS」へぜひ足を運んでみてください。


THE COFFEESHOP ROAST WORKS 店舗情報

住所:東京都渋谷区富ヶ谷2-22-12
アクセス:駒場東大前駅:徒歩約13分 代々木上原駅:徒歩約15分
営業時間:10:00-SUNSET CLOSE
定休日:年中無休
電話番号:03-6407-1344
座席数:10席(テイクアウト可)
CAFE PASS:https://cafepass.me/shops/show/800425076
ホームページ:https://www.thecoffeeshop.jp/

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