Cielo di Tokio

2018年12月16日 Cielo di Tokio

“東京の空”を意味するイタリア語で記された店名「Cielo di Tokio(チェイロ デ トキオ)」。東京都品川区西小山の穏やかな住宅街に顔を見せるロースターカフェです。
店主は17年間のサラリーマン生活の後にカフェを開業した髙山直也さん。清澄白河のブルーボトルコーヒーで浅煎りのコーヒーを口にしてから、コーヒーに魅了されカフェを開業するまでに至りました。
コーヒーに詳しくないことを理由にお店の入り口をまたぐ勇気が出ない方や、コーヒーをもう一歩深く楽しんでみたい方に、ぜひ訪れていただきたいカフェ「Cielo di Tokio(チェイロ デ トキオ)」とその店主髙山さんをご紹介していきます。

この記事の目次
  1. お客様の心と体にやすらぎを与え、ゲンキの源でありたい
  2. コーヒーの個性を引き出すため、生豆の質からドリップまで徹底管理
  3. 西小山の街とリンクする、穏やかな時間
  4. きっとそれぞれに色が異なる、”東京の空”

お客様の心と体にやすらぎを与え、ゲンキの源でありたい

木目が基調のクラシカルな佇まい。20年間喫茶店として愛されていた居抜き物件に一目惚れをし、この場所に開業することを決めた髙山さん。
「カフェを開業することを決めて、最初に見た一物件目がここだったんです。前職は17年間ほどサラリーマンで、飲食店の立ち上げや店舗管理を手がけていました。回転率や利益率から売り上げ面を分析したり、市場調査をしたり、主に数字面で開店をサポートする仕事内容でした。それにも関わらず、この場所のそれらを調査する前に「ここでカフェをやる!」って決めちゃったんですよね(笑)本当、思い描いていた雰囲気にぴったりで、一目惚れでした。」

髙山さんの朗らかさと物件そのものが持つ穏やかさが同調して、店内の隅々にまで漂うアットホームな雰囲気。
イタリア語で”東京の空”を意味する「チェイロ デ トキオ (Cielo di Tokio)」を店名に掲げた理由は、「お客様の心と体にやすらぎを与え、ゲンキの源でありたい」という想いから。
「空から陽が注ぐ日もあれば、雨が降ってくる日もある。そのおかげで、木々が育つ。そんな空のように誰かに何かを与えられる存在になりたい、と思うことがあって。
じゃあ自分に何ができるか、何をしたいかと考えたときに、心安らぐひと時を提供したい、そしてそんなひと時には美味しいコーヒーを添えたい、と行き着きました。」

今でこそコーヒーに魅了されご自身でカフェを営むまでに至った髙山さんですが、以前はコーヒーに対する印象は良くなかったそう。
「コーヒーは苦くて黒くてってイメージで、自らすすんでは飲んでいませんでした(笑)そのイメージを覆してくれたのが、仕事のリサーチの一環で訪れた清澄白河のブルーボトルコーヒーさんです。
浅煎りのコーヒーを初めて口にして、素直に感動しました。その時頂いたのは、確かケニア産のコーヒーで。コーヒーには苦みだけじゃなくフルーティーな香りや甘みもあるんだって、僕にとっては驚きの発見でした。」
そこから色々なカフェやロースターを巡り飲み歩き、コーヒーに関する専門的な勉強も始めた髙山さん。
「その当時覚えた感動やコーヒー本来の美味しさを今度は僕がお客様に提供することで、癒しや安らぎ、元気の源になれたらという想いでお店をやっています。」

コーヒーの個性を引き出すため、生豆の質からドリップまで徹底管理

浅煎りのコーヒーを口にしたことをきっかけに、コーヒーに魅了されていった高山さん。良質な浅煎りのコーヒーで特に感じやすいとされる”コーヒーの個性”を引き出すために、どのようなこだわりがあるのでしょうか。
「良質の豆を仕入れそれぞれに合った焙煎をすることには、とても気を遣っています。コーヒーの美味しさの9割が生豆の質と焙煎で決まるといわれているんです。それぞれのコーヒー豆にどんな焙煎が合っているのか見定め、劣化しないようこまめに店内で焙煎をしています。」

「そして抽出する際はどの位の挽き目で何g使い、どの程度の湯温がベストか細かに調整していきます。」
お店で買ったコーヒー豆を自宅で淹れても何だか味が違う……そんな経験をしたことがある方も少なくないのではないでしょうか。それもそのはず。コーヒー豆によって焙煎の度合いだけでなく、適切な分量や湯温、抽出にかける時間まで細かに異なるのです。

そして「Cielo di Tokio」のコーヒーに対するこだわりは、メニューにも。「おしゃれじゃなくてお恥ずかしいのですが……」と高山さんが少しはにかんで差し出してくれたメニューたち。
このメニューがとても分かりやすくコーヒー初心者に優しい仕様。コーヒー豆の産地、味の特徴、価格が明確。店員さんに相談するには少し勇気がいるな、なんて方でもこのメニューがあれば一先ず安心です。
ホットコーヒーだけではなくアイスコーヒーの種類も豊富で、常時6種類はあるのだとか。分かりやすく豊富なメニューを揃え、さまざまなコーヒーの好みに応えてくれます。その日の気分によって変えてみたり、新たなコーヒーを開拓してみたり、多様な中から”いつものコーヒー”を決めてみたり。

西小山の街とリンクする、穏やかな時間

常連さんはカウンター利用の方が多いのだとか。この日いらした常連さんも、いつもカウンター越しに髙山さんとお話を楽しんでいることを教えてくださいました。「コーヒーも美味しいしね、人柄もいいのよ」、と。
レジ横には美味しそうな洋菓子のパンフレットが。尋ねると近所の焼き菓子専門店「キュイソン ルカ」さんの紹介だそうで、ここのお菓子は店内に持ち込み可能とのこと。
「美味しいお菓子とコーヒーって、幸せな組み合わせですから。ぜひ一緒に楽しんでいただきたくて。」と語る髙山さん。買ってきたお菓子に合うおすすめのコーヒーなんかも、きっと優しく教えてくれるはず。

「Cielo di Tokio(チェイロ デ トキオ)」がある西小山をぐるっと歩いてみると、お話に伺っていた通り”穏やかな住宅街”という言葉がぴったり。子どもとゆったりお散歩をするお母さんの姿、きっと色んな名前が付けられている地域猫、手書きの看板やメニューが目を惹くラーメン店。
そんな西小山の中にある「Cielo di Tokio(チェイロ デ トキオ)」も、同じように穏やかな時間が流れています。
「一人でゆっくりする人もいれば、会話を楽しみにくる人もいる。それぞれの楽しみ方で、ゆっくりくつろいでいただければ嬉しいです。」そんな髙山さんのお言葉に甘えて思わず長居してしまいたくなる、居心地の良い店内。

きっとそれぞれに色が異なる、”東京の空”

「よくお客様に最初は入りづらかったとか、勇気出して入ったとか、そういったことを言われるのですが……敷居の高いお店じゃないので気軽にきて欲しいなって(笑)ベビーカーでのお子様連れや、パソコンを持ち込んでのお仕事も可能です。もちろん一人でも、ご友人とでも。」
髙山さんの笑顔や物腰の柔らかさに触れれば、ほっと安心する方がほとんどなはず。ぜひ少し勇気を出して、お店の入り口に一歩足を踏み入れてみてください。

お店の入り口を彩っているチョークボードは、中学生の息子さんが手がけているのだとか。季節に合わせて描かれるイラストにも注目です。
チョークボードで紹介されているように、ランチメニューも用意されています。そして朝はモーニングメニューも。コーヒーと合わせて軽食も楽しめるのは嬉しいポイントのひとつ。

「それぞれのお客様が、それぞれの楽しみ方をして、でも何かしらのゲンキの源になって帰っていただけたら嬉しいです。自家焙煎したこだわりのコーヒー豆を、一杯ずつ丁寧にお淹れします。コーヒーの香りに包まれながら、ゆっくりとお過ごしください。」
お客様へのメッセージを頂けますか?とお願いしたところ、少し照れながらも丁寧に返してくださった髙山さん。最初からコーヒーが好きだったわけではない髙山さんだからこそかもしれません、この取材中コーヒーの美味しさを引き出すためのこだわりが随所でひしひしと感じられました。

さくっと美味しいコーヒーを飲みたい人
ゆっくりとお話を楽しみたい人
少しお腹を満たしたい人
いつものコーヒーを飲みたい人
新たなコーヒーと出会いたい人
今日はどんな気分か、どんなコーヒーが飲みたいか。
それぞれの想いにきっと応えてくれる”東京の空”で、癒しのひと時を。

チェイロ デ トキオ (Cielo di Tokio) 店舗情報

住所:東京都品川区小山6-8-17
アクセス:東急目黒線 西小山駅 徒歩5分
営業時間:平日 9:00~19:00 / 日祝 : 10:00~19:00
定休日:土曜日(その他不定休あり)
電話番号:03-6426-7073
座席数:19席(テイクアウト可)
CAFE PASS:https://cafepass.me/shops/show/1068848424
Facebookページ:https://www.facebook.com/CielodiTokio/

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